アスベストの検査について

アスベストという言葉を耳にしたことがある方は、少なくないのではないでしょうか。しかし何となく聞いたことがあるとか、何やら危険なものであったような気がするなどハッキリとご存知方は多くないかもしれません。実はアスベストは以前は特別なものという感覚で使用されていたのではなく、身近なところではショッピングモールの駐車場や一般家庭の一戸建て住宅などでも使用されていたのです。つまり建築現場などには通常、非常に利便性の高い資材として重宝されていた歴史がある素材です。

そのようにアスベストは1955年頃から生活全般に関わるようなさまざまな場所に使われており、吹付けが原則禁止となった1975年以降も一部で使われ続けていました。ところが吹き付けられたアスベストが劣化したり、その作業中に飛散して吸い込むなどすると人体に甚大な被害が確認されるようになりました。そこで現在は古い建物などを取り壊したりする場合には、検査をして使っているかどうかを調べる必要があります。もちろん検査は専門の企業がおこなうことになっており、リフォームや解体といったさまざまな作業の前に入念な検査をしなければなりません。

またそうした検査は国の機関が定めた方針に沿って、調査や結果報告などが義務化されています。特に令和4年4月1日からは大気汚染防止法と石綿障害予防規則の改正がおこなわれ、いっそう厳しいアスベストの検査や報告などが必要になっています。アスベストの検査のことならこちら